Uniswap(ユニスワップ):特徴と始め方の基本を解説!

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【イントロダクション】

 

仮想通貨(暗号資産)の取引は、伝統的な取引所だけでなく、分散型取引所(DEX)も利用できます。DEXは急速に成長し、2021年には全体で1兆ドル以上の取引が行われたと報じられました。

 

今回は、その中でも代表的なUniswap(ユニスワップ)に焦点を当て、Uniswapの仕組み、利点、欠点、そして使い方について詳しく説明します。

 

Uniswap(ユニスワップ)とは?

 

Uniswap(ユニスワップ)は、主にイーサリアムチェーンを基盤にしたDEX(分散型取引所)です。このプラットフォームは、2018年11月にUniswap Labsからバージョン1(V1)が初めてリリースされ、その後2020年3月にバージョン2(V2)が、2021年5月にはバージョン3(V3)が稼働しました。

 

暗号資産(仮想通貨)取引所のデータアグリゲーターであるCoinMarketCapによれば、2022年9月時点でUniswap(V3)は24時間あたりの取引高で他のDEXに比べてトップを維持しています。

 

Uniswapの基盤ブロックチェーンは、イーサリアムをはじめとするいくつかのブロックチェーンで利用でき、取引にはUNIトークン(UNI)が使用されます。

 

対応するウォレットにはMetaMaskやCoinbase Wallet、WalletConnectが含まれます。

 

Uniswapを利用することで、分散型の取引を体験し、暗号資産(仮想通貨)市場での取引に参加する方法を学びましょう。

 

Uniswapはその使いやすさと流動性供給の改善により、暗号資産(仮想通貨)愛好家にとって魅力的なオプションです。

 

 

Uniswap(ユニスワップ)の特徴と仕組み

 

まず、Uniswapの特徴と仕組みを詳しく見てみましょう。

 

 

Uniswapの主な特徴と仕組み

 

■ AMM型のDEX

 

UniswapはAMM(Automated Market Maker、自動マーケットメイカー)型の分散型取引所です。AMMは事前に設定されたアルゴリズムに基づいて市場に流動性を提供するプロトコルであり、Uniswapを含む多くのDEXで使用されています。

 

AMMでは、ユーザーはスワップに使用する暗号資産(仮想通貨)をプールに供給し、スワップの際には他のユーザーと直接取引するのではなく、プールとの間で取引が行われます。さらに、スワップ時の価格はアルゴリズムによって自動的に計算されます。Uniswapはこのような仕組みにより、第三者の仲介なしにユーザー同士で取引できます。

 

 

■ 複数のブロックチェーン上で運用

 

初期にはUniswapはイーサリアムチェーン上で提供されていましたが、一時期、イーサリアムベースのUniswapはネットワーク手数料の高騰や処理遅延などのスケーラビリティ問題に直面しました。

 

そのため、2021年にはイーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するためのレイヤー2テクノロジーを活用し、Uniswapが他のブロックチェーン上でも利用可能になりました。2022年9月時点で、Uniswap(V3)は以下のブロックチェーン上で稼働しています。

 

 

Uniswap(V3)が稼働しているブロックチェーン

 

- イーサリアム

 

- Polygon

 

- Optisimism

 

- Arbitrum

 

- Celo

 

 

■ DAOによる民主的な意思決定

 

DAO(分散型自律組織)は、特定のリーダーが存在せず、参加者同士が協力して事業やプロジェクトを推進するコミュニティを指します。Uniswapは「Uniswap Labs」という企業が開発を主導していますが、同時にDAOも存在し、プロジェクトの意思決定はDAOでの投票によって民主的に行われています。

 

例えば、2021年末にUniswap LabsがUniswapをPolygonチェーンに展開した際も、この提案はDAO内で議論され、DAO参加者の投票によって採択されました。なお、DAOの投票にはUniswapのガバナンストークンである「UNIトークン」を持っていれば、誰でも参加できます。

 

ただし、残念ながらUNIトークンは2022年9月時点で国内取引所では取り扱われていないため、UNIトークンを入手するには、国内取引所でビットコインやイーサリアムを購入し、それを海外取引所に送金して購入する必要があります。Uniswap自体が日本の法律で認められたサービスではないため、利用には一定のリスクが伴います。利用者保護に関心がある場合は、慎重な検討が必要です。

 

 

Uniswap(ユニスワップ)のメリット

 

UniswapはDEXの1つであり、以下のようなメリットがあります。

 

 

■ 低コストでの暗号資産(仮想通貨)スワップ

 

通常の暗号資産(仮想通貨)取引所は運営コストや利益を回収するために手数料を課すことが一般的ですが、Uniswapは中央集権的な管理者がいないため、経費が低く、営利目的のサービスではないため、暗号資産(仮想通貨)のスワップが低コストで行えます。また、レイヤー2を採用したUniswapでは、取引コストをさらに削減することができます。

 

 

■ ウォレットと接続するだけで利用可能

 

日本の暗号資産(仮想通貨)取引所では口座開設が必要で、個人情報の提供や本人確認が求められることが一般的です。しかし、Uniswapでは口座開設が不要で、オンラインウォレットを接続するだけで、国籍や年齢に関係なく誰でも利用できます。暗号資産(仮想通貨)ウォレットの作成も通常はメールアドレスとパスワードの設定だけで行え、コストもかかりません。

 

 

■ 流動性提供と収益

 

Uniswapではユーザー同士が暗号資産(仮想通貨)をプールし、流動性を提供します。これにより、プールに資金を預けるユーザーには利息とスワップ手数料の一部が還元されます。この行為は「イールドファーミング」または「流動性マイニング」と呼ばれ、収益を得る方法の一つです。

 

 

Uniswapにはこれらのメリットがありますが、利用には国内取引所での口座開設が必要です。また、Uniswapは日本の法律で認められたサービスではないため、リスクを十分に理解した上で利用することが大切です。

 

 

Uniswap(ユニスワップ)の始め方

 

✅ Uniswapを使用可能な状態にする:

 

Uniswapを使用するためには、以下のステップを実行してUniswapを使用可能な状態にする必要があります。

 

 

① 国内の暗号資産(仮想通貨)取引所でイーサリアムを購入する:

 

Uniswapを使用するためには、まずイーサリアム(ETH)を入手する必要があります。これを行うために、国内の暗号資産(仮想通貨)取引所でイーサリアムを購入することができます。このステップでは、取引所に登録し、KYC(Know Your Customer)プロセスを完了してアカウントを作成し、イーサリアムを取得します。

 

 

②ウォレットを用意する:

 

Uniswapを使用するには、暗号資産(仮想通貨)を保管するためのウォレットが必要です。ウォレットはセキュリティが非常に重要な要素であるため、信頼性の高いウォレットを選びましょう。一般的なウォレットの種類には、ハードウェアウォレット、ソフトウェアウォレット、ウェブウォレットなどがあります。ウォレットの作成後、秘密鍵やニーモニックフレーズを安全に保管してください。

 

 

③Uniswapとウォレットを接続する:

 

Uniswapを使用するためには、選択したウォレットをUniswapに接続する必要があります。このステップでは、ウォレットとUniswapを連携させるための操作を行います。一般的に、MetamaskやTrust WalletなどのウォレットはUniswapとの連携が容易で、ウォレット内からUniswapにアクセスできるようになります。これにより、Uniswap上でトークンのスワップや取引を行うことができます。

 

 

これらのステップを順番に実行することで、Uniswapを使用可能な状態にし、暗号資産(仮想通貨)のスワップや取引を始めることができます。ただし、セキュリティに注意し、ウォレットやプライベートキーを安全に保管することが不可欠です。

 

 

 【最後に】

 

Uniswapは、イーサリアムチェーンなど複数のブロックチェーンを基盤としたDEXです。このプラットフォームを利用することで、暗号資産(仮想通貨)のスワップを低コストで実行するだけでなく、イールドファーミングを通じて収益を得ることも可能です。

 

ウォレットとネットワーク手数料の支払いに必要な暗号資産(仮想通貨)を持っているなら、誰でもUniswapを利用することができます。興味をお持ちの方は、Uniswapを実際に試してみる価値があるかもしれません。

 

ただし、このプラットフォームを利用する際には、リスク、税金に関する手続きの複雑さなどを充分に理解した上での利用をおすすめします。初心者や軽率な利用は避け、慎重なアプローチが重要です。
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